2月20日(金)

スパイク修理の頁
 以前 何度かお預かりしている お客様からのご依頼です。

前回も結構がんばっていたのを修理したのですが、今回もまたさらに頑張ってきました。
   残った 細革と釘、破れたあて革を取り外すと 傷口があらわになります。

底革が欠損してしまっています。
 今回、最終的には革Pをかぶせての補修になるのですが、
このまま取りつけてしまうと 足入れした時に違和感がでるので、先にあて革で穴を補修します。
 底革の欠損を少しでもカバーするため 深く革を差し込みます。

この後、金具の取付けをして、革P加工へ。
   革Pを紐通しなしに加工し 取付け。

できれば 次は、本体に穴の空く前にいらっしゃって下さいね(^_^;)
1月24日(木)
 長崎県からご依頼を頂戴しました。
今までで 最南端からのご依頼、誠にありがたいことです、、

縫いPの交換とコバ金の取付けです。
 装着してあった 縫いPは、吊り込み式”、おそらくオーダーのスパイクで、製造時に縫いP付きとしてご発注されたのではないかと思います。

吊り込み”の場合、あて革の端もアッパーと一緒にコバの中に巻き込まれ、底革を縫う、、形のため、古い革を取り除くのに手間がかかります。

出来る限り開いて、出来る限りきれいにしました。
 あて革を切出し。

ベルト式のスパイクなので、紐通し部分の無い形を、スパイクに合わせて切り出しました。

今回 新たに取り付ける縫いPは、コバ切り式”、後付けの一般的な縫いPです。
 革位置を合わせて加工したら、コバ金の取付け作業。

摩耗箇所が広いため、相談の結果 2個付けにしました。
 補強材にシューフィックスを2度塗りして完成です。

わざわざ、遠いところまで 誠にありがとうございました。

これに懲りず、、また よろしくお願いします。

5月3日(金)


2月2〜5日(火〜金)

5月19日(月)

7月24日(金)


高校の硬式野球部のお客様からのお持込み。。
 アンダーアーマーのスパイク、、縫いP付替え、金具交換、その他破れ補修。

縫いPを、、とのご依頼でしたが、底革の欠損がひどく 縫うことが出来ません。

そこで フィット性を損なわず 底革は縫わない方法で仕上げていきます。
   金具交換もからむ場合に限られますが、

金具を外した後、アッパーと底革の間を開きます。
先ほど開いた底革とアッパーの間に差し込んいくので、大き目にあて革の革を切り出します。

差し込んだときに たごみが出にくいように端にスリットを入れてみました。
   アッパーを包み込むようにあて革を巻き込み、底革を接着剤で付けなおします。
 底革がくっついたら、金具の穴を開けなおし 取付け。

一応のカタチになってきました。
   底側から、、。

端に沿って、細革をはわせ 釘打ちしていきます。

欠損している個所は覆うように。
   痛みがひどい場所は先にシアンコーティングをしてから、いつものように補強剤を2度塗りして、、、

巻き込み式 釘P”の完成です。

近畿方面のお客様から スパイクが届きました。

右 革P交換、左 補強修理、金具交換のご依頼です。
 このお客様は昨年の11月にインフロント部分の擦り切れ破れで修理をさせていただいたユーザーさんです。

昨年、修理した写真です。

カンガルー革を貼り付け、細革で補修しました。
 約半年強たちまして、、こうなりました!

やはり、同じ部分が摩耗 破損しています。
 金具交換もあるので、金具を外し まず アッパーと底革の間を広げます。

足入れ時の違和感を考え、穴のあいてしまった部分にカンガルー革を貼ります。
 底革が欠損しているので、縫いP加工はできません。

あて革を貼った後、端を深めに差し込むので あて革の端を剥いて薄くします。

あまり厚さが有ると、履いた時に違和感があるからです。
 アッパーと底革の間にあて革を深く差し込み、底から 細革を打っていきます。
 いつも痛む部分、、今回はインフロント部ですが、この個所を少しでも強くしたかったので、いつもの工程にもうひと手間。

強固材のレジンコーティングしてみました。
それでも やはり擦り切れてしまうでしょうが、少しはもつと思います。
 最後に 補強材を2度塗りして完成。

ありがとうございます。

5月27日(金

大阪のお客様より、修理のご依頼を頂戴しました、ありがとうございます。

左足の内側、摩耗による破れです、底革も欠損の状態。
まずは破れの穴に、クラリーノ革を小さく切り出して貼り付けます。

補強の為と足入れ感が少しでもよくなればと思って。
次に大き目のクラリーノ革を貼り付けます。

革の裾の方は、アッパーと底革の間に差し込んでいきます。
ジグザグにミシン縫い。

破れ穴補修はこれで完了。

今回は 薄いあて革でのご希望でしたので、クラリーノ革をあて革として使用しました。
底革の補強の為、薄くなったところ 欠損したところに沿って 細革を打ちます。
底革の無くなっている部分に、パテ盛りして少々補強。

さらに、加工部分にシューフィックスを塗って行きます。
ゴワつくと嫌なんで、今回はシューフィックスはあえて1回塗りで完成。

これで作業終了です、気に入ってくれるとよいのですが。

11月15日(月)



高校生のお客様です。

UAミッドカットスパイク、、 

縫いPの交換と金具の交換でお預かりしました。
右足に投手用縫いP加工
底革がだいぶ擦れて コバの部分が無くなってしまっていますので、おそらく 最後の縫いPになると思います。

出来るだけ開く為、先に金具を外しました。
あて革ですが、アッパーと底革の間に深く差し込む為、出来るだけ違和感の無いよう 中に入るであろう部分の革を剥いて薄くしました。
こちらのユーザーは投手なのですが靴紐〜ベロ部まで 擦り切れてしまいます。

縫いPにあわせて 甲カバーも 続き作成します。
カタチを合わせて、革を切り出しまして、、

折りたたんで 縁にミシン掛け。

パーツを作りました。
スパイクと組み合わせ、紐通しの穴をポンチで。

このスパイクは、足首にベルトが付いているので、裏側にベルト通しのループを付けてみました。

補強剤を塗って 完了です。
左足もインフロント部分が擦り切れが見られましたので 小さめのあて革で補修しました。
左も補強剤を塗って 完了。

金具を交換し、底側の薄くなったところを細革で補強しました。

ちなみに、金具はMロック仕様にしてみました。
これで 無事完成です。

今とても大変な時ですが、
「 がんばろう!東北  がんばろう!日本 」

3月 31日(木)

11月16日(水)


北は北海道からはるばると、修理のご依頼を頂戴しました。
本当に ありがとうございます。

ポジションははピッチャーとキャッチャーとのことで、主にインサイドのすり切れが目立ちます、ご依頼は あいてしまった穴の補修”。
革Pが取り付けてありましたが、サイズが大きい事と、摩耗している箇所が 屈曲部あたりと言うこともあって、あて革を足して加工されていました。

これをはずして、特大の縫いPを加工していきます。
革をはずすと、破れ補修の革、、さらにはずして破損部分です。

スパイク自体を少しきれいにして作業へ。
まず、破れ箇所に しなやかなクラリーノ革をはって穴補修し、その後 縫いP加工。

破れ部分までのあて革なので大きさが必要、、形を考えながら 革を切り出し、位置をきめて貼り付け。
コバ部分を縫い、あまった革をカット。
補修部分を覆い隠す 大きい縫いPです。

これから、ミシンでアッパー縫い。
ソールの薄くなっている所に細革を打ち、補革のためのシューフィックスを2度塗りして、、、

まずは、一足目完成です。

続く、、、

2月2〜5日(火〜金)

続き〜その2〜
このスパイクは縫いP加工されていましたが、あて革の無いところがやぶれてしまっています。

先に古い加工革を取り外します。
穴補修はクラリーノ革を貼り付け。

この革には伸縮方向がありますので、スパイクの動きを考えながら位置を決めます。
使用のあて革は大きいので、形を合わせながら切り出して加工します。

紐通しの穴はポンチで。

あて革の大きさですが、
先に加工されていた部分が小指側まで大きくついていたので、ボンド 針のあとを隠すために このスパイクはあわせて大きく加工しました。

当店では、いつもは小指側はもっと小さく加工します。

この方は、
アウトソールの内側がよく摩耗するので、投手用の長いコバ金を取付けました。
革補強のための シューフィックスを2度塗りして 2足目完成です。


続く、、、

2月2〜5(火〜金)

高校の硬式野球部のお客様です。

ワールドペガサスの革底、アルティメットレーベルのトップモデルです。

とにかく”軽い!”スパイクです、機会があったら履いてみて下さい。
縫いP 加工のご依頼。

ご希望の、紐通しの部分なし” の形に、あて革をカット、接着面にボンドをぬって 少し乾かします。
貼り付け、手縫い、アッパー縫い 完成。

ここまでくれば、あとは補強剤を塗って 作業完了となります。
左左が、1回塗り。

左が、2回塗りです。

これで完成!。
TAMAZAWA KBW-3 レギュラーカット
高校の硬式野球部のお客様のスパイクです。
ラベルを漢字の「玉澤」に変更した特別仕様品。

右足に縫いP加工の依頼です。
あて革をする位置を決め、スパイクと革の双方に接着剤を塗ります。

接着剤が乾いたら、革を貼りコバの間に差し込んでいきます。
底革とあて革を糸で縫っていきます。
端のあまった革をカットして 次の工程へ---->
アッパー部分をミシン縫い!
最後に良く擦れる部分に補強剤を塗っていきます。

仮止めテープで、塗る個所を決めます。
補強剤は2度塗りします。
左左が1回塗り、

左が2回塗りの状態です。
完成!

がんばれ、高校球児!

.9月27日(土)


このお客様は 左足の方も右足同様の場所に穴が空いています。

先の2か所と同じに 穴補修から始めます。
この部分は最終的には見えなくなるのですが 同様に、クラリーノ革を貼って穴をうめます。

この後、穴補修した個所の上にあて革を重ねて加工していきます。
クラリーノ革だけでは強度が弱いので、上にあて革を、、、
左足のあて革は小さめに切り出し。

あとは縫いPの要領で作業をすすめます。
コバ縫いをしたら 余り革の部分をカット。

アッパー縫いをして、補強のシューフィックスを塗って、、の工程です。
底革の補修と縫い糸の保護のため、ヘリに沿って細革を打ちました。

最後に革補強剤を2度塗りして完成となります。

ありがとうございます。
関西方面から修理加工のご依頼をいただきました。
それもワールドペガサス! 実は、私、昔この会社にいたことがありまして、、重ねてありがとうございます。

今回は、付いている革P をはずして、縫いP + コバ金 の加工内容です。
革Pをはずして見ると、穴があいていました。
おそらく、アッパー縫いの時に針が重なって何度か走ってしまったようです。
縫いPの前に、クラリーノ革をはって補強します。
針穴が、わりと目立つので、隠すように投手用でも大きめの当て革をつけます。
左は 半裁革から切り出したP革。
右が さらに加工して形を整えたP革です。
縫いP後、コバ金を加工します。
ついていたP革を見ると、つま先よりやや内側がよく擦れています。
参考にコバ金のつける位置を決めました。

補強剤を二度塗りして 完成です。

わざわざ山形まで、ありがとうございます。
また何かありましたら、よろしくお願いします。
ミズノプロMC ミッドカットモデル。

高校の硬式野球部のお客様のスパイクです。
「縫いPを小さく、先 コバ金を加工、」の御希望。

P革用の革は通常より小さく、紐通しの部分はナシ。
保護する箇所にのみ加工となります。
スパイクと革の位置をあわせて接着剤で貼り付け、アッパーと底革の間にあて革を差し込んでいきます。
その後、底革部分を手縫いしてから、あまった革をカットし、アッパー部分をミシン縫いの工程です。
縫いまでの工程は終了、部分のみの縫いPもすっきりしていて格好良。
これから、コバ金の取り付けに進みます。
このお客様は、つま先より若干内よりがよく磨耗するのでコバ金もその位置にあわせて取り付けます。
コバ金 取り付け完了。
最後に強化の為、SHOEFIX(革の補強材)を2度塗りして完成!
いいプレーができますように、、。

5月14日(水)






社会人ソフトボールチームのお客様(投手)。 
以前、加工したスパイクですが、
つま先に穴があいたので、また同様の修理加工を 、との依頼です。
まずは古い縫いP革をはずします。
ソフトのピッチャーはつま先が特に磨耗します、コバ金の端が剥がれるほどです。
前回は縫いP革の下にクラリーノ革を貼って補強したのですが、数ヶ月でこの状態です。

よって、今回は叩いて少し薄めにしたP革を中に貼ってから縫いP加工をしました。
若干、つま先だけ盛り上がった感じに仕上がりましたが、使用に問題は無し。
次は、甲部分をカバーするパーツを作成します。
スパイクにあてがいながら、大きな革から部品(部革?)を切り出します。
それを折り返したり 叩いたりしながら型を作り縫っていきます。

*甲の部分にあたる革と、砂止めの折り返し部分になる革、、甲革は内側に折り返しシューレースを通す穴をあけ 縫い合わせ完成!。
作ったパーツをスパイクと合わせて、大体の形は完成です。
つま先にコバ金を加工し、補強材を2度塗り。 作業完了!。

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